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第3回Gサロン「面白い生き方と愛されるプロジェクト」

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6月16日(木)、令和4年度第3回グローバルサロンが8階大会議室で開かれました。文部科学省「トビタテ留学JAPAN」事務局にお勤めの稲垣享一郎氏をお招きして、「面白い生き方と愛されるプロジェクト」のテーマの下、稲垣氏の半生を拝聴し、「愛されるプロジェクト」を作るためにはどうしたら良いか、カードゲームを通じて考える時間になりました。

稲垣氏は、高校卒業後に大工になり、紆余曲折を経て英語教員になり、現在は文科省に身を置く…という異色の経歴の持ち主です。「チャーリーと呼んでほしい」という一言目から、大会議室に集まった50名の生徒はあっという間にチャーリーワールドに吸い込まれてしまいました。

カードゲームを用いたワークショップは、稲垣氏の教員時代からの十八番です。今回は「その地域の課題を解決する」ことを目的に、カードに提示された項目を満たした、オリジナルプロジェクトを作るゲームでした。短い時間の中で生徒たちは熱狂し、大いに盛り上がりました。稲垣氏の「社会性ばかり考えていると面白いプロジェクトはできない」、「課題を解決すること自分のやりたいことと、社会の課題をバランスよく組み合わせることが大切だ」という言葉に励まされたのだと思います。なぜなら、講演後に寄せられた多くの感想には、「自分のやりたいことも大切にしても良いんだ」という、驚きとともに喜びの気持ちが込められていたからです。社会の課題を解決するには、何かを我慢しなければいけない、と思い込んでいる生徒たちも少なからずいたようです。自分の気持ちに耳を傾けることで、より良い解決策が生まれるかもしれない、という新たな気づきを得られました。 次回のグローバルサロンは7月21日、「次世代リーダー講座」として、名古屋市立大学教授の阪井芳貴先生をお招きします。