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GFインドネシア研修(1-2日目)

  • SGHネットワーク・WWL

10月9日〜15日の日程で、国際クラス2年生12人は、グローバルフィールドワークとしてインドネシアのバリ島で研修を行っています。

1日目はセントレアからシンガポール・チャンギ空港を経由し、インドネシア・バリ島のデンパサールへの移動でほぼ丸1日を費やしました。インドネシア研修では、毎日2人の日直が中心となって、研修を進めています。移動日も日直の2人(浅井・寺本)が乗り継ぎの指示等を行なって、滞りなく目的地まで到着しました。

2日目の10月10日の主な研修内容は、バリ島の開発と環境問題を学ぶためのマングローブセンターを訪問し、マングローブ林でカヤック体験を行いました。午後には、事前研修でお世話になった立命館大学井澤先生にご紹介頂いたバリトラベルニュース社でお話を伺った後、デンパサールの大学生との協働学習を行いました。研修の初めから密なスケジュールでしたが、全員元気に、そして1つ1つの研修先での反省を次の研修に生かしてより中身の濃い学習となるよう工夫している様子が見られました。

以下は日直が作成した記事です。

今日はバリ研修2日目でした。昨日は移動だけだったので、本格的な研修の始まりです。

まずはじめに、マングローブセンターに向かいました。ガイドさんの説明を聞きながら約1時間ほどマングローブ林を歩き、現地の環境について学びました。バリの雄大な自然に触れることができましたが、それと同時に多くのゴミを目の当たりにしました。ゴミがマングローブの根に絡みつき成長を妨げてしまうそうです。清掃のための大掛かりな機械は根の間に入れられないため、現地の人が手作業で大量のゴミを拾っていました。しかし、ゴミをいくら拾っても満潮時には川の上流から流れてくる新たなゴミが入り込んでくるためきりがないそうです。バリについて学ぶなら、観光など華やかな面だけでなく、環境問題といった負の側面にも目を向けなければいけないと実感しました。その後はカヤックに乗り、マングローブ林を見て回りました。辺りにはたくさんのゴミが浮いていて、水が濁っており、「美しい自然」とは相反する実態がありました。実際に自分たちの目で現地の光景を見ることで、バリの環境問題の厳しさをより強く感じることができました。(Nさん)

午後はバリトラベルニュース社を訪問しました。バリポストはインドネシア語で書かれた日刊新聞を発行するバリ島最大の新聞社です。学生向けの新聞や旅行者向けの英語の新聞であるバリトラベルニュースも発行しておられます。新聞のことからバリの社会問題、私たち一人ひとりの課題研究の分野に関わる内容についてなど、様々な質問をさせていただきました。また、バリポストは店で買う形式であり、オンラインでも無料で公開されているため、若い人たちを中心に新聞の販売量が落ちているという、日本と同じ現状がありました。英語での講義と質疑応答に、聞きたいことをうまく質問できないこともあり、苦戦しましたが、もっと簡単な質問から聞くことや、1つの質問から繋げたり広げたり掘り下げたりすることの必要性を学びました。

夜には、バリ島で唯一の私立の総合大学であるサラスワティ大学のSTIBAを訪問し、大学生19人と交流させていただきました。現地のベティ先生ご協力で、交流をしてくれた大学生にも課題研究に関する調査を行うことができました。(Nさん)