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SSH東海フェスタ2023

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 2023年7月15日(土)に名城大学天白キャンパスを会場に「SSH東海フェスタ2023」を実施しました。これは東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)のSSH指定校全校と、関東から2校、タイのPCSHSトラン校の生徒を合わせた24校が集まり、研究発表を行うものです。本校がSSHに指定された平成18年度から毎年実施しているもので、今回が17回目となりました(令和2年度は中止)。
 新型コロナウイルス感染症の影響で過去3年は1度の中止、2度のオンライン開催だったため、対面開催は4年ぶりとなりました。総勢700名を超える参加者が集まり、熱気あふれる発表や議論が繰り広げられました。
 口頭発表は午前中に分野ごとに5つの分科会で発表し、審査と名城大学の教員による講評を行って分科会代表を選出しました。午後からは全体会として各分科会の代表校による発表を全員で聴講しました。代表には静岡県立清水東高等学校、三重県立桑名高等学校、愛知県立岡崎高等学校、名古屋市立向陽高等学校、三重県立伊勢高等学校が選ばれました(分科会順)。今年度からインターネットサービスを利用した質疑応答を取り入れてみましたが、施設の通信環境の不調や質疑応答時間の短さもあり、課題を残す結果となりました。
 パネルセッション・ポスター発表ではブースの中で実験道具などを広げたオリジナリティあふれる発表やポスター発表での活発な質疑応答、議論が展開されました。いくつかの発表では多くの生徒や教員が集まる様子が見られました。こちらも審査を行い、愛知県立旭丘高等学校、愛知県立岡崎高等学校、愛知県立時習館高等学校、静岡県立浜松工業高等学校がパネルセッション特別賞に選ばれました。
 アンケートからは参加した各校の生徒、教員ともに「大変よい」「よい」という回答が8~9割を占めており、対面による研究発表会として充実した時間を過ごせたことがわかりました。中には学校間共同課題研究をマッチングできた発表もあったようなので、地域の課題研究向上の場として今後も発展的に開催していきたいと考えています。
 本イベントは愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、永井科学技術財団から後援をいただき開催することができました。この場を借りてお礼申し上げます。