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GF:インドネシア研修 事前学習

  • SGHネットワーク・WWL

10月に行われるグローバルフィールドワーク・バリ研修の事前学習として、国際クラス2年生9名にむけて、バリの研究を続けておられる井澤友美先生に計3回のご指導をいただきました。

1回目の7月3日には、バリのイメージやインドネシア共和国の「多様性の統一」というスローガンから、バリの社会や観光資源を学びました。

2回目の9月19日には、バリの慣習村、政治家、バリ文化、バリ民族について、スハルト政権後の情勢を元に考えました。

3回目となる9月26日には、バリ・ヒンドゥー教の制度化やスバックシステムについて学びました。

 井澤先生は以前からバリでの研修にご協力くださっており、講義は今年で3年目となります。今年は生徒たちの現地調査内容も踏まえて講義を展開してくださいました。生徒たちは、休み時間や講義後にも現地調査に関する質問をしていましたが、どの質問にも親身なアドバイスをいただくことができました。

 これに先立ち、生徒たちは井澤先生の『バリと観光開発 民主化・地方分権化のインパクト』ナカニシヤ出版(2017)や山下晋司先生の『バリの観光人類学のレッスン』東京大学出版会(1999)、を読み、バリの歴史や文化について理解を深めるとともに、研修で訪問するNPOコペルニクについて、中村俊裕さんの『世界を巻き込む。』ダイヤモンド社(2014)で学習をしてきました。

この後、生徒たちは現地調査の準備を整えつつ、訪問する学校から要請された「日本のごみ処理」についてのプレゼンテーションをまとめます。