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多文化共生:「愛知県庁×名城高校♪多文化共生セッション」成果発表会

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 国際クラス1年生は、グローバル科目「多文化共生」において愛知県庁 多文化共生推進室との連携授業を計5回行いました。

 多文化共生推進室との連携授業は昨年度に引き続き2度目になります。今年度は、「多文化共生を進めるための取り組み」を提案しました。

 1回目(9月11日)は愛知県職員の方から愛知県の外国人県民の状況と県の取り組みについてレクチャーを頂きました。2回目(9月25日)は外国人支援者や当事者の方にゲストスピーカーとしてお越しいただき、意見交換を行いました。これらを元に、誰を対象とした、どのような取り組みをすることが多文化共生を進めるために有効なのか、班に分かれてプランを作成しました。

 「多文化共生」と一言で言っても、その意味をどう捉えるのか、何がどうなれば多文化共生が進んだと言えるのか、難しい課題に生徒たちは頭を抱えましたが、3回目・4回目の授業で愛知県職員の方からの助言をいただき、それぞれのプランを練り上げました。

 多くの班は小学生を対象とし、学校の授業で多文化共生について学ぶ機会を作るというプランを考えました。ロールプレイを通じて当事者の気持ちになることで、共生について考える授業をするという「多文化共生劇」を提案した班もありました。中には、外国人住民の高齢化に伴って起こるであろう問題に目を向け、高齢者に向けたプランを考えた班もあり、様々な視点から多文化共生を考えることができたと思います。

 5回目(11月13日)には各班が作成したプランを発表する、成果発表会を開きました。愛知県の宮本悦子副知事もお越し下さり、激励の言葉をかけていただきました。

 具体的なプランを、根拠を持って論理的に組み立て、作成することの大変さを生徒たちは身を持って学んだようです。発表会終了後は達成感や、もっとこうすればよかったという後悔も感じていたようですが、今回の連携授業で学んだ愛知県の多文化共生の現状や、課題を発見し解決に導く力を今後の活動やさらなる学びに繋げて欲しいと思います。