9月22日(木)、令和4年度第4回グローバルサロンが8階大会議室で開かれました。前半は名城高校の国際クラスで英語の授業を担当しているJeffery Fritch先生による「ステレオタイプ(固定観念)」についてのお話とディスカッション、後半はホームステイを経験した生徒によるプレゼンテーションという2部構成でした。
Jeff先生は、情報によって相手の印象が左右されるワークを2つ用意していました。1つは、スライドに映された色々な格好をした何十人もの人物を見て、相手にどのような印象を持つか考える、というものです。もう1つは、短い英文に書かれた表現から、どのような固定観念が隠されているか考え、ディスカッションする、というワークでした。これらを通じて、私たちは持っている情報によって相手を「分類」していることを実感できました。それは時に「偏見」につながる恐れもあるものでした。
しかし、その一方で、「ステレオタイプ」は、実はポジティブな面もあるというのです。例えば、初めて海外に行ったり、ホームステイをする際、下調べによってある程度イメージを持つことで、安心感を持つことができるということでした。実際、ホームステイを体験した2人の生徒の話でも、「オーストラリアの人は〇〇だということを聞いていて…」という話題があり、多少驚きながらも、余裕を持って受け止めた様子がうかがえました。
固定観念にプラスの面があることは、参加者にとってとても新鮮に映ったようです。これも私たちが「固定観念」に「固定観念」を持っていたからかもしれません。面白い気づきを得られました。