12月13日(金)のスーパーサイエンスⅡでは、京都大学iCeMSアイセムス(物質-細胞統合システム拠点)より、本間貴之先生をお招きして、「生命とは」という演題でご講演いただきました。生徒たちは、本間先生の持ってきてくださったサイコロマイクや様々な仕掛けに楽しみながら、iCeMSで取り組まれている研究についてのお話を通して、生命科学の最先端の考え方に触れることができました。
生徒たちの振り返りには、「そもそも生命の定義とは?について、授業内で議論したが、本当に様々な意見が出た。例えば、『細胞でできている』『核を持っている』『動く』などだ。本間先生によると、定義は決して一つではなく、『自分とその他の区別がつく』『自己を遺伝する』『自分は成長して衰退する』などの条件が当てはまれば、それは生命と定義づけられるとのこと。では、ウィルスは生命と定義づけられるのか?など、さらに議論を深めることができた」などとありました。生徒たちは自分たちそのものも含めた「生命とは?」と言う哲学的な命題に取り組み、考えを深めた様子が見て取れました。