日々の活動

サロン「カナヘビのお家を作ってみよう」

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 2026年5月12日(火)、本校でサロンが開かれ、学年を超えて約30名の生徒が参加しました。今回の話題提供者は、3年SSクラスの藤原さんです。ニホンカナヘビを7年間飼育してきた藤原さんが、「カナヘビのお家を作ってみよう」をテーマに、その魅力を紹介しました。

 講演の冒頭で、藤原さんは幼い頃に「むしはかせ」と呼ばれていたエピソードを紹介しました。周囲が遊具で遊ぶ中、一人で虫取り網を手に過ごした日々や、熊本旅行にも網を持参し、空港で緩衝材(プチプチ)に厳重に包まれたという思い出話に、会場は温かな笑いに包まれました。その一方で、7年間欠かさずカナヘビの世話を続けてきたことから、並々ならぬ探究心と愛情もうかがえました。

 スライドを使った解説では、まずニホンカナヘビの基本的な生態が紹介されました。トカゲとの違いや、変温動物にとって日光浴が重要であることなど、長年の観察に基づく具体的な説明に、参加者は熱心に耳を傾けていました。藤原さんは、「ただ飼うのではなく、自然の中でどのように過ごしているかを想像し、その環境を再現することが大切だ」と強調しました。

 後半は、テーマの中心である「お家の作り方」の解説が行われました。通気性の確保、シェルターの配置、日光浴ができる場所づくりなど、7年間の試行錯誤から得た工夫が惜しみなく紹介されました。参加者からは、「意外と繊細な生き物で可愛い」「自分でも環境を整えて飼ってみたくなった」といった感想が多く聞かれました。

 藤原さんは最後に、「飼育とは命を預かることです。毎日観察を続け、その子にとって最も居心地のよい環境を一緒に作ってほしい」と呼びかけました。今回のサロンは、身近な小さな命への敬意と、一つのことを深く追究する豊かさを、藤原さんの熱意を通して改めて感じる貴重な機会となりました。