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スーパーサイエンスⅡ

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11月22日(木)に「建築とは何か~思想やアイデアを「建築へ」~」について、日本福祉大学の坂口大史先生に講義していただきました。

講義はまず、建築とはなにかという定義から始まりました。建築のイメージを聞かれると生徒たちは建物やビルなどと回答していました。しかしなんとなく建てられた建物とは違い、建築には王の権威を示したり、会議場としての役割を果たしたりと何かしらの存在意義が与えられており、「建物≠建築」だということを学びました。

 では「建築」をするにはどうすればよいのかということになりますが、ここで重要なのが「人のイメージや想いを形として具現化する」ことだそうです。その一端を体験するために、坂口先生は「マシュマロタワー」というミニゲームを用意してくださいました。ルールはパスタ20本と紐90㎝とテープ90㎝を使って制限時間内にタワーを作り、その上に乗せたマシュマロの位置が高いチームが優勝というものです。ただし、タワーは手を放しても自立していなければなりません。生徒はチームに分かれ、工夫してこの課題に取り組んでいましたが、なかなかイメージ通りにはいかないようでした。

 そこで坂口先生から成功させるための以下のようなヒントが出されました。

①まずはチームで冷静に分析をして計画を練り、イメージを共有すること

②どんな力が働いているのか理解して、適切な対策をとること

これに加えて建築物に加わる力についての解説もあり、これらを手掛かりに生徒はもう一度同じ課題にチャレンジしました。その結果多くのチームが1回目よりも高く安定したタワーを作ることに成功しました。

 今まであまり建築という分野に触れる機会が少なかった生徒たちですが、この講義を通して身の回りの建築物について考える良いきっかけになったかと思います。普段何気なく利用している駅や学校などがどんな意味を与えられて建てられ、それを具現化するためにどのような工夫が凝らされているのか意識すると街がまた違った見え方になるかもしれません。

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